きまぐれレコード、そして「冬物語」
【 通算516号 】
2017年1月17日(火)
暦の上では今は小寒と大寒の真ん中ですが、もう直ぐ大寒なんですね。
今朝ほどは薄っすらと降雪を見た関東地方です。 さすがに寒いです。
農業にとってはこの時期の寒さはとても大切で、昔から害虫を減らす効果が期待されて来ました。
近年、亜熱帯化が懸念される日本列島です。少しでもそれを遅らせ、明確な四季のある日本を維持するする意味でも、この時期の寒さは大切だと思います。
Wikipedia によれば「大寒」とは
1月20日頃(2017年は1月20日)。
および立春までの期間。
太陽黄経300度
小寒から数えて15日目頃。
冬の季節の最後の節気。
だそうです。 これを過ぎると後は春の到来を待つばかりです。 春よ来い、早く来い!
さて、今回私が触れたいのは、TBS系のラジオ番組で毎週月曜日の夕方6時から放送されている
いち・にの三太郎~赤坂月曜宵の口
という、長ったらしい名前の番組です。

この番組は昨年の6月一杯で終了した「六輔七転八倒九十分」の後釜の番組なんですが、前番組の流れを汲み、今は亡き永六輔さんの話題が頻繁に登場する番組なんです。
それは永六輔さんの影響を大きく受けた、パーソナリティーの「はぶ三太郎さん」と、永六輔さんのアシスタントとして長きに渡って番組を共にしてきた「外山惠理さん」が中心の番組だからでもあります。
番組をお聴きになればお分かりと思いますが、今はいない永六輔さんがまるでデスク脇においでになるかのように「永さん、永さん」という呼び掛けの言葉が放送中に頻繁に登場します。私は通勤時間の関係で1時間に満たないうちにラジオをOFFしますので、最後までは聴けませんが、番組の最初から最後まで、永六輔さんに対する愛情に満ちた番組なので、毎週楽しみにしています。
この番組の中で私が特に好んで聴かせていただいているのは、この3つのコーナー
<六輔語録>
「土曜ワイドラジオTOKYO永六輔その新世界」から、
永さんのお話を当時の録音音声でご紹介
<明解さんちゃん>
三省堂の新明解国語辞書により、視聴者からの質問に答える
<気まぐれレコード>
CD音源でなく、アナログレコードをスタジオでその場で再生
六輔語録では、元気だった時代の永六輔さんの生の声を聴けるのは、とても嬉しいものですし、実生活で思い当たった言葉の意味をあの重い辞書から実際にページをめくって視聴者の質問に答える、この設定も面白いのです。が、特に楽しみにしているのはアナログレコードの再生音が聴ける<きまぐれレコード>
今では滅多に聴けないアナログの再生音をフルコーラスで聴かせてもらえるのがとても嬉しい。残念ながら、コーナーの名前通りで、気まぐれにテーマが決まるので、視聴者がリクエストしても掛けてはもらえません。ですが、1970年以降のヒット曲を選んで掛けてくれるので、何れは真理さんの作品が掛かる日がくるのでは、と期待を膨らませているのです。
皆さんも一度お聴きになられて下さい。幸せな気分にさせてくれる、この番組ですよ。
さて、真理さんの作品のご紹介です。
今回のご紹介は寒さも最盛期ですので、真理さんの真理さんらしい作品から
「冬物語」
をお聴きいただきましょう。
今回はYoutube から音源をお借りしてのご紹介。 ma4ever100 さんの作品からお楽しみ下さい!
作詞:阿久悠
作曲:坂田晃一
木枯らしは寒く 乗り換え駅に
行方知らぬ 旅がつづく
愛の切符 手にして
すれ違う夢に 逢えない女は
風が運ぶ 歌にさえも
胸の震え 感じる
遠い汽笛 聞く女
どこへ行くと いうのか
愛のために いつもうつむいて
生きているのか
春は近い 春は近い
足音が近い
悲しみは白く 雪降る街に
音もたてず しのび寄るの
人の愛を傷つけ
立ち止まる女は 巡礼のよう
まぶた閉じて 祈りこめて
頬の涙 凍らす
遠い汽笛 聞く女
どこへ行くと いうのか
愛のために いつもうつむいて
生きているのか
春は近い 春は近い
足音が近い
そして「天地真理ミュージック・コレクション」の再放送です。
今回は2014年7月19日に、FM軽井沢で放送された第95回目の放送。
それではお楽しみ下さい。
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