尾瀬紀行(番外編)




本日7月18日は、7月の3連休の最終日。連日の猛暑の中、皆さま如何お過ごしでしょう。

夏バテ気味のスリーピーとしましては、少し気分を入れ替えて、

    「尾瀬紀行

をお届けします。






スリーピーは、夏が嫌いです。

築40年余の日本建築の我が家は、風通しが良く、夏場でもエアコンなど必要がないくらいなのですが(実際は、エアコンを据え付けても密閉ができない構造なので無駄なのです)、それでも日中は全ての戸を窓を開け放って、扇風機をフル稼働させなければ暑さを乗り切ることは出来ません。冬場であれば如何なる方法かで寒さをしのぐことは可能なのですが。

家の構造はどうでも良いのですが、私が夏を嫌う理由は、暑さのために精神的に落ち着かず、集中できなくなるからです。昔、学生時代に公務員試験となると必ず8月の最も暑い最中でした(今でもそう?)。夏に集中力を欠いてしまう私は、これが理由で公務員を諦めました。(もちろん、遊びすぎたのが最も大きな原因ですが ........)




という訳で、この3連休も出来れば家に居たくないスリーピーでして、一年発起、長年の希望であった「尾瀬」への挑戦と相成りました。

挑戦などと書くと、お笑いになる貴兄もおいででしょう。実際、私にとっては一大事ではあったのですが、当日の現地での顔ぶれを見ると、スカート姿のお母さんに4歳くらいのお子さん、更には乳飲み子を前おんぶしてのご家族連れの姿が散見され、お若い人たちのパワーに脱帽の一日でした。





7月17日の午前1時半、スリーピーはかつて、石巻での泥だしボランティアで使用したリュックやら水筒やらをほとんどそのまま流用して、台所にある手持ちの食料をぶち込み、愛用のエッセに飛び乗って、群馬県は片品村、大清水を目指して出発しました。

私が初めて尾瀬に入ったのは学生の頃ですので、約30年前、1980年頃です。当時は今ほど交通の便は良くなかったように思うのですが、入山者の数は今よりずっと多かったらしく、統計を取りだした平成元年(1989年)で50万人前後ですから、その10年前である1980年頃はどうだったのでしょう?

夏が来れば思い出す遥かな尾瀬 遠い空

と、小学校や中学校の唱歌に歌われた”尾瀬”ですので、恐らく同じくらいに多かったものと思います。ちなみに、統計を取りだしてからのピークは平成8年で、65万人前後、最近では半分の30万人前後に減ってきているのだそうです。

「そうか、私が行かないから減ってしまったのだな。よし、これからは頻繁に登ろう」と変に意気込むスリーピーです。





さて、30年前に私がお邪魔したのは、尾瀬ヶ原でした。鳩待峠から入り、ヨッピ橋辺りまで踏み込んだ覚えはあるのですが、記憶が曖昧です。それで、これまで入山経験のない、尾瀬沼を今回の目的地にしました。

gid05_4_map.jpg
<尾瀬マップ - 東京電力より ->

皆さまご存知のように、尾瀬は、群馬県と福島県にまたがる湿地帯です。


自宅を出て約3時間、駐車場のある大清水に到着です。途中、いろは坂を登り、中禅寺湖畔を過ぎ、日光湯元温泉、金精峠を越えての到達です。到着は4時半頃でしたが、既に30台の駐車場は満杯でしたので、スリーピーは少し離れた無料駐車場へ置きに行きました。これで500円が浮きました。

今回の行程は次の通り。総歩行距離にして23km余りです。

大清水 ----> 一之瀬休憩所 ----> 三平峠 ----> 三平下(尾瀬沼入口) ----> これより尾瀬沼左回り開始 ----> 小沼 ----> 沼尻休憩所 ----> 尾瀬ビジターセンター ----> 三平下 ----> 三平峠 ----> 一之瀬休憩所 ----> 大清水


4時半に大清水を出発したスリーピーは、一之瀬休憩所を過ぎて始まる、階段状の登山路を歩行って実感したことがあります。それは”運動不足”の一言でした。何とも足が持ち上がらないのです。それでも予定の2時間で三平峠まで到着はしましたが、ひどい汗と激しい呼吸にビックリ。これでもう私の今回の目的は達成されたかのようでした。


三平下
<三平下休憩所>


それでも、三平下に着くと、目の前に広がる一面の尾瀬沼を前に、欲が出ました。予定通り、尾瀬沼周遊を決行したのです。

一周2時間余りですが距離にして7kmくらい。あまり人気のないコースらしく、木道が傷んでいたり、単調な景色でしたが、色々な角度から見る尾瀬沼とその背後にある燧ケ岳などの山々が沼面に逆さに映ったりと、折々の尾瀬沼を堪能できました。

燧ケ岳
<沼面に映る逆さ燧ケ岳>



尾瀬沼の終点付近に沼尻休憩所がありますが、ここから始まる湿地帯は一面の緑の野原で、まずその美しさに目を奪われます。

沼尻
<沼尻休憩所>

野原
<尾瀬沼の東岸に広がる湿地帯>

のはら2
<湿地帯から望む皿伏山付近>




幸いにもニッコウキスゲが満開になりつつありましたので、その花の群のある一帯の木道は大渋滞でした。

渋滞
<ニッコウキスゲと木道渋滞>

キスゲ ワタスゲ あやめ
<左から、ニッコウキスゲ、ワタスゲ、ヒオウギアヤメ>



そして、尾瀬沼の中心部にある、ビジターセンター、尾瀬ヒュッテ、長蔵小屋などを訪ね、尾瀬沼一周を終えて、出発点である三平下へと戻りました。


標識
<ビジターセンターにある標識>


この時既に、足のふくらはぎは硬直寸前、大江湿原にあるニッコウキスゲにも、欲望をそそられましたが、大事を取ってこれにて帰途に着きました。その時の時間はまだ11時半、こんなに早くていいのだろうかと、内心ルンルン気分だったのですが、その後が大変でした。

今朝は登りに2時間かかりましたので、帰りはさぞかし早く到着できるだろうと思っていたのですが、全くの逆でした。既にパンパンのふくらはぎ、それが降りる際の衝撃を受けて、更にビリビリとくるのです。基本的にバネがあれば何てことはない下りでしたが、その時の私にとっては長い長い2時間でした。

結局、登った時よりも大幅に時間を掛けて降りることになり、駐車場に着く頃には、灼熱の太陽の日差しを受けて、意識が半ばもうろうとしていました。その後については、無事に帰れたことをお伝えするのみとします。



この度の尾瀬行脚でしたが、何よりも木道の整備が素晴らしく、費用と労力が投入されているのが実感されました。今であれば重機がありますから、山奥とは言え、ご苦労は少ないのかもしれませんが、遠い30年、40年前に整備を開始されたころのご苦労が身に沁みました。


美しい木道
<昨年新規に敷設された木道>



そんなこんなで、疲れたスリーピーは帰宅途中で、日光湯元にある温泉に立ち寄りました。

こちらは湯の花が特徴的な硫黄泉であり、原泉を間近に見ながら、旅の疲れを癒すことができました。こちらは「湯の香」という休憩所です。ご参考まで。



湯の香

湯元
<湯元>






今回は、趣向をがらりと変えて、この3連休のひと時をレポートさせていただきました。


尾瀬の散策中、そして、尾瀬を離れてからも、何名かの山男に出会いました。毎年、年に5回以上尾瀬に入るという彼らは、とにかく歩くのが早い。年に1度くらいしか入らない私たちは、一瞬一瞬を目に焼き付けておこうとしますので、自然と歩みは遅くなります。しかし、彼らにとっては関係ないのです。出来るだけ早く歩いて、目的地でゆっくりと過ごす、これが彼らのやり方なのです。ですから、途中で出会っても変人と思わず、見守って欲しいものです。

また、彼らの健脚振りにも驚かされました。75歳にして、年に5回尾瀬に入り、南アルプスの山々にも頻繁に登っているという彼らは、私など足元にも及ばない元気さなのです。

今からでも遅くない、歩くことにもう少し目を向けよう、そう決心した出来事でした。



そしてもう一つ、ハイキングをされる方はご存知かもしれませんが、反対方向から向かって来るハイカーに対して挨拶を返すのが山の習わしです。天地真理さんの曲を歩きながら聴こうと全曲を用意して行った私ですが、山特有の挨拶と周りの人たちへの遠慮とから、余り演奏することは出来ませんでした。なかなか上手く行かないものです。




以上で、尾瀬からのレポートを終わります。

レポーター(記事・写真)はスリーピーでした。








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miyakowasure さんへ

先日は、私が不安定な時に、コメントいただきながら、ご返事できず仕舞いで申し訳ありませんでした。

この夏という季節は、私にとって大敵です。でも「冬来たりなば、春遠からじ」ではないですが「夏が来たなら、秋はもうすぐ」と念じて頑張ってみようと思います。

天地真理さんの夏向きの曲もたくさんご紹介しないといけません。不安定になっている暇はないですね。v-218

No title

木道と黄色いニッコウキスゲ・・尾瀬らしい風景ですね。
写真で雰囲気あじあわせていただきました。
たくさんの人が来られてるようですね。
是非、いつか行ってみたいけど・・関西からは遠い場所です。

歩くのは大好きです。いつまでも歩いていたいような所ですね。

そちらからは・・日帰りで行かれたのですか?
          うらやましい!!





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Author:スリーピー
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