シュガー・タウンは恋の町




9月9日、本日のお題は、シュガー・タウンは恋の町




アルバム単位で、真理さんの曲をご紹介する今回の企画、今、1974年12月10日発売のアルバム『天地真理オン・ステージ』について、ご紹介しています。



この真理さんの9枚目のアルバム天地真理オン・ステージは2枚組で構成されています。その表裏表紙と、収録の構成は次のようです。

オンステージ

< 1枚目 >
A面
1 水色の恋
2 青春
3 ある雨の日の情景
4 想い出のグリーン・グラス
5 結婚しようよ
6 夏を忘れた海


B面
1 わが祖国
2 愛する人に歌わせないで
3 想い出のセレナーデ
4 また逢うためにさようなら



< 2枚目 >
A面
1 シュガー・ベイビー・ラブ
2 シュガー・タウンは恋の町
3 悲しき天使
4 愛の休日
5 ひとりじゃないの
6 恋する夏の日
7 若葉のささやき

B面
1 ジョニー・エンジェル
2 トップ・オブ・ザ・ワールド
3 ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド
4 ママにサンタがキッスした
5 ホワイト・クリスマス
6 赤鼻のトナカイ
7 聖しこの夜

*このアルバムは1974年9月に、東京・九段会館ホールでのコンサートの模様が収められています。




本日のご紹介は「シュガー・タウンは恋の町」です。

この曲は、プレミアムボックスDISC7の12番に当たります。





この曲「シュガー・タウンは恋の町」は、1966年にアメリカのナンシー・シナトラが歌ったのがオリジナルです。

ナンシー・シナトラと言えば、フランク・シナトラの娘さんです。父親同様に、歌手として、女優として活躍された方です。70歳を越えて今でもご健在です。

そんなナンシー・シナトラの歌声をお聴きいただきましょう。journeytothestar さんの作品です。







如何でしたでしょう? ミニスカートがトレードマークの彼女は当時のセクシーシンボルであったそうです。

そして歌詞ですが、私のように英語が分からない人間からすれば、若い女性が寝そべるシーンが多く、少し可笑しいとは思いますが、それよりも彼女のセクシーさに目が行って、大して不自然には思わなかったように記憶しています。

実際「恋の町」という題名が先入観となって、それは喜び溢れる歌詞を想像しておりましたが、映像を観るにつけ、無理やりにミニスカートと「恋の町」を結びつけて、「シュガータウン」とはいわゆるモーテルが多い町のことなのだろうか、などと想像しておりました。

しかし、その実際は恋とか愛とかとは全く無縁の、薬に侵された女性をテーマにしていることを知って、驚きました。

ご参考までに、実際の英語の歌詞を記させていただきます。



I got some troubles but they wouldn't last
I'm gonna lay right down here in the grass
And pretty soon all my troubles will pass

ちょっと悩みもあるけれど そんなの長くも続かない
この草の中に寝そべれば
すぐに悩みなんか みんななくなってしまう

'cause I'm in shoo-shoo-shoo, shoo-shoo-shoo
Shoo-shoo, shoo-shoo, shoo-shoo Sugar Town

なぜって私がいるのは
シュ シュ シュ シュ シュ シュ
シュ シュ シュ シュ シュ シュ
シュガータウン

I never had a dog that liked me some
Never had a friend or wanted one
So I just lay back and laugh at the sun

私を好いた犬なんて飼ったことないし
友達なんかいなかったし ほしくもなかった
だから寝そべって お日様に向かって笑いかける

'cause I'm in shoo-shoo-shoo, shoo-shoo-shoo
Shoo-shoo, shoo-shoo, shoo-shoo Sugar Town

なぜって私がいるのは
シュ シュ シュ シュ シュ シュ
シュ シュ シュ シュ シュ シュ
シュガータウン

(instrumental break)

Yesterday it rained in Tennessee
I heard it also rained in Tallahassee
But not a drop fell on little old me

昨日テネシーは雨
なんでもタラハシーでも降ったらしいけど
この私には一粒だって落ちて来なかった

'cause I'm in shoo-shoo-shoo, shoo-shoo-shoo
Shoo-shoo, shoo-shoo, shoo-shoo Sugar Town

なぜって私がいるのは
シュ シュ シュ シュ シュ シュ
シュ シュ シュ シュ シュ シュ
シュガータウン

If I had a million dollars or ten
I'd give to ya, world, and then
You'd go away and let me spend
My life in shoo-shoo-shoo, shoo-shoo-shoo
Shoo-shoo, shoo-shoo, shoo-shoo Sugar Town

もし百万ドルか1千万ドルあったら
あんたたちにくれてやる そうすれば
みんないなくなって 生涯私は暮らすことができる
シュ シュ シュ シュ シュ シュ
シュ シュ シュ シュ シュ シュ
シュガータウン

la-la-la-la-la ..
ラ ラ ラ ラ ラ ..

訳: HideS



少し長い歌詞の羅列で失礼致しました。

ということで、日本に輸入されて後はオリジナルの歌詞の現実とは全く別の世界が広がることになります。そんな明るい雰囲気に生まれ変わった曲を天地真理さんが歌うことになるのです。その日本語の歌詞は次のようになります。



作詞・作曲:Lee Hazlewood
日本語訳詩:山上路夫
編曲:森田公一

ここは素敵な町だわ
ここで暮らしてみたいわ
きっと愛する人さえできる
シュシュシュ ------ シュガー・タウン

なんの気なしに来たのよ
汽車をひとりで降りたの
空の青さに心をひかれ
シュシュシュ ------ シュガー・タウン

町を歩いている人
なんて明るい顔なの
胸の痛みもいつしか消える
シュシュシュ ------ シュガー・タウン

風に緑がかがやく
花の香りもするのよ
ここで私は暮らしてゆくわ
シュシュシュ ------ シュガー・タウン

ララララ ------





如何でしょう?オリジナルと全く違った印象に逆に驚かされますね。これほどに雰囲気を変えてしまって、オリジナルの作者は怒らないのか、とさえ思いました。

著作権の問題がありますから、勿論作者は承知しているとは思います。恐らく、この曲のメロディが持つ、明るい雰囲気を有効に生かして、第二の生きる道を作者から勝ち取ったのでしょう。

ところがです、もう1曲、別の日本語歌詞も存在することが分かりました。それは「つちやかおり」さんが歌っておいでのもので、こちらは少々エロチックな歌詞の内容にはなっています。

それでは、そんな日本語訳された2つのカバーを「つちやかおり」さんバージョンと天地真理さんバージョンでお聴きいただきましょう。



まずは「つちやかおり」さんです。chiemi03kei さんの作品からどうぞ。





そして、最後に天地真理さんの登場です。いつもながら、スリーピーの手抜き映像で申し訳ありません。フルコーラスでお聴き下さい。

[シュガー・タウンは恋の町]

 []





聴き比べていただき、如何でしたでしょう?

最後には天地真理さんの歌声で明るく終わったこの曲ですが、どうしてもナンシー・シナトラの気だるい雰囲気が脳裏に焼き付いています。「つちやかおり」さんの歌声も何故かはつらつとは行きません。

「シュシュシュ」の意味も分からないままですが、辛うじて天地真理さんの明るい歌声によって、このコンサートのように公の場所で歌われても違和感のない明るい雰囲気の曲に転換することができたのだと思います。

この曲は「命拾いをした」と言っては言い過ぎでしょうか?












さて次回は、「悲しき天使」をお届けします。 

どうか気長にお待ち下さい !









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Re: 命拾い

ひこうき雲さん、こんにちは。

9月11日は東京へ行かれましたか? 東京サークルの「ライブトンネル 74 - 76」がありましたが、私は所用で行かれませんでした。真理さんご本人も駆けつけ、盛会であったようです。

ヒットメドレーを歌う真理さんも良いですが、どなたかが「カバーの女王」と呼んでいたように、真理さんがカバーした曲を特集するのもいいですね。

10月の40周年祝賀会、11月のファンの集いと、目白押しの2011年秋です。この盛会がいつまでも続きますように祈るのみです。

命拾い

私は英語のもとの歌詞がそういう背景をもっているというのは知りませんでした。ここで初めて教えていただきました。
そういえば日本語の訳詞ではそういうことが良くありますね。「思い出のグリーングラス」などは最たるものでしょう。
しかし、真理さんはいつも曲想に寄り添って、それを最大限生かそうとしますね。
その結果としてその曲のもつ思わぬ魅力が現れてくる。
スリーピーさんの「命拾いした」という表現は、そのへんのことをとてもうまく表現されていると思います。

いずれにしても真理さんの歌うこの曲はとても好きです。
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