悲しき天使(オン・ステージ)




9月17日、本日のお題は、悲しき天使




アルバム単位で、真理さんの曲をご紹介する今回の企画、今、1974年12月10日発売のアルバム『天地真理オン・ステージ』について、ご紹介しています。



この真理さんの9枚目のアルバム天地真理オン・ステージは2枚組で構成されています。その表裏表紙と、収録の構成は次のようです。

オンステージ

< 1枚目 >
A面
1 水色の恋
2 青春
3 ある雨の日の情景
4 想い出のグリーン・グラス
5 結婚しようよ
6 夏を忘れた海


B面
1 わが祖国
2 愛する人に歌わせないで
3 想い出のセレナーデ
4 また逢うためにさようなら



< 2枚目 >
A面
1 シュガー・ベイビー・ラブ
2 シュガー・タウンは恋の町
3 悲しき天使
4 愛の休日
5 ひとりじゃないの
6 恋する夏の日
7 若葉のささやき

B面
1 ジョニー・エンジェル
2 トップ・オブ・ザ・ワールド
3 ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド
4 ママにサンタがキッスした
5 ホワイト・クリスマス
6 赤鼻のトナカイ
7 聖しこの夜

*このアルバムは1974年9月に、東京・九段会館ホールでのコンサートの模様が収められています。




本日のご紹介は「悲しき天使」です。

この曲は、プレミアムボックスDISC7の13番に当たります。






去る9月11日は、アメリカの9.11テロ事件のあった日であり、また、東日本大震災から半年が経過した日でもあります。そして何よりも、東京サークルによる「天地真理ライブトンネル'74⇒'76」開催の日でした。

この日、スリーピーは毎年恒例の稲刈りの最盛期でして、幸いに天候にも恵まれ、決行せざるを得ませんでした。本当は中止にして、東京へ行きたかったのですが,,,,,,。でも会の様子は、Twitter で刻々と知らせて下さる方がいますし、3次会カラオケまでも大勢が参加されるほどに盛り上がったとのことです。

このような盛り上がりには、後ろで手を合わせる程度が好きなスリーピーですので、結果的に良かったのかもしれません。でも10月1日の 「天地真理デビュー40周年祝賀会」には是非参加したいものです。そして「虹をわたって」のニュープリントも観てみたいのですが、9月10日から販売の追加50枚は、もう売り切れるだろうな,,,,,,
残念です。

でも、天地真理ファンクラブは、今年創設されたばかり。今後の活きの永い活動になりますことをご期待申し上げます。微力ながら、応援させていただきます。






さて、本日のご紹介「悲しき天使」に戻りましょう。

この曲については、2010年6月に一度、特集を組んでおります。天地真理さんのファーストアルバム「水色の恋/涙から明日へ」の中のA面5番目の曲としてご紹介しました。よろしければ、下の青い文字をクリックしていただくと、稚拙ではありますが当時のブログにジャンプします。

悲しき天使




2010年6月当時、このブログはまだ方向性が定まっておらず、天地真理さんの1曲1曲をご紹介するという目的は同じなのですが、ただ自分の感じたままをお届けするのみで、そのご紹介する曲についての詳しい解説という点では、不備でした。やっとこの「悲しき天使」のころに現在の方向性らしきものが見えてきたところでした。



当時の特集ではメリー・ホプキンの「Those were the days」が最も古いルーツとしてご紹介しました。でもどうやら少し違っていたようです。また、作詞・作曲も Gene Raskin とご紹介しましたのも、もしかすると違っているのかも知れません。


とは言え、1968年暮れから69年初頭にかけて大ヒットした(全英第一位/全米第二位/オリコン '69.1.27 第一位)「Those were the days」をご紹介しないわけには参りません。

これから詩を読んでいただくと分かってくるのですが、この作品を一言で言ってしまえば「人生に幻滅し、希望と光輝に満ちた青春時代を思い出しては懐かしむ」私のような中年男の口ずさむ歌、ということでしょうか。

それにしてもポールマッカートニーがプロデュースしたにしても、若干18歳の彼女が歌うには、非常に詩が長くて、テーマも不釣合いではないかと思います。本当は4コーラスからなるこの曲ですが、全てを記すのも飽き飽きしますので、半分だけにさせていただきます。


Once upon a time there was a tavern
Where we used to raise a glass or two
Remember how we laughed away the hours
And dreamed of all the great things we would do

Those were the days my friend
We thought they'd never end
We'd sing and dance forever and a day
We'd live the life we choose
We'd fight and never lose
For we were young and sure to have our way.
La la la la...
Those were the days, oh yes those were the days

Then the busy years went rushing by us
We lost our starry notions on the way
If by chance I'd see you in the tavern
We'd smile at one another and we'd say

Those were the days my friend
We thought they'd never end
We'd sing and dance forever and a day
We'd live the life we choose
We'd fight and never lose
For we were young and sure to have our way.
La la la la...
Those were the days, oh yes those were the days





cuteeyu さんの作品でした。






さて、この「悲しき天使」(Those were the days) を調べるうちに、興味深い記述に出会いました。それは、このThose were the days という曲の原曲は"Дорогой длинною"(長い道)というロシアの曲であり、ロシアの作詞家・コンスタンチン・ポドレフスキー Konstantin Podrevsky(?-1942)、作曲家・ボリス・フォミーン Boris Fomin(1900‐1948)によって1917年に書かれたということです。この時期は、ロシア革命の前夜(もしくは、さなか)でモスクワで書かれた流行歌(カバレット・ソング)だったのだそうです。

Pustinnik25 さんの作品です。





その原曲の歌詞の一部を記させていただきます。

Ехали на тройке с бубенцами,
А вдали мелькали огоньки…
Эх, когда бы мне теперь за вами,
Душу бы развеять от тоски…

Дорогой длинною, погодой лунною,
Да с песней той, что вдаль летит звеня,
И с той старинною, да с семиструнною,
Что по ночам так мучила меня!

青い月影の道
あなたを追いかけて
鈴ならすトロイカを
ひたすら追いかけた

夜ごと歌うギターの調べ
あなたへの愛の歌
長い道のかなたまでも届けて
この想いを




といった感じのこの原曲「長い道」は、遠く去って行った恋人を偲び、満たされぬ想いを切々と唄う「失恋ソング」だったらしいのです。

1917年の原曲「長い道」が失恋ソングであったのが、そのカバーである「Those were the days」(1968年)では過去を回顧する歌になってしまった。そして、ここでご紹介する日本語版「悲しき天使」では再び失恋ソングに戻っている。ロシアで生まれた曲がアメリカに渡り、今日本に伝わって再び私たちの耳する曲となっている。解釈の仕方は10人十色だったかもしれませんが、音楽というものの素晴らしさを感じます。




それでは、その日本に伝わり、日本語に訳された曲をご紹介して参りましょう。

作詞・作曲 Gene Raskin
日本語訳 漣 健児
編曲 馬飼野俊一

こがらしの町を行く 一人ぼっちの私
想い出の広場に おもわず足をとめる
思い出すわ あの日のこと
暖かい恋の夢
春の風と 鳥の歌と
やさしいあなたがいた
ララララ..........
ララララ..........

つめたい風に思う 年月の流れ
ほほえみもささやきも もう帰ってこない
思い出すわ あの日のこと
暖かい恋の夢
春の風と 鳥の歌と
やさしいあなたがいた
ララララ..........
ララララ..........

あなたの腕の中で よろこびにふるえた
おさなき日の私 もう帰ってこない
思い出すわ あの日のこと
暖かい恋の夢
春の風と 鳥の歌と
やさしいあなたがいた
ララララ..........
ララララ..........


そして、この曲を歌う天地真理さんの歌唱をお聴き下さい。いつもながら、スリーピーの手抜き映像で済みません。フルコーラスでどうぞ。

[悲しき天使(オン・ステージ)]

 []







お聴きいただき如何でしたでしょう?

1970年当時には、この曲のような海外版を日本語に訳した曲が多数流入しておりました。それほどに海外には素晴らしいメロディの曲が多数存在していたということは確かなのですが、そんな素晴らしい曲の多くを採り上げて、ご自分のコンサートで披露される天地真理さんの、その選択の正さもさることながら、歌いこなせる彼女の歌唱力があればこその選択であったのだと思います。

アイドルにとどまらない歌手、天地真理さん。その歌唱力の片りんを魅せていただきました。





最後になりますが、上記のロシアに由来する記述は、次のお二人のブログを参考にさせていただきました。


「kojitakenの日記」

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110403/1301807515

「千葉海浜日記 by s_numabe]

http://numabe.exblog.jp/4988419/














さて次回は、「愛の休日」をお届けします。 

どうか気長にお待ち下さい !









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10月1日について

chita さん、こんにちは。

10月1日の40周年記念式典には、何とか出られそうなスケジュールです。でも、当日はマスコミをシャットアウトしての開催ですので、映像や写真を撮れるかどうか疑問です。ちなみに今、ファンクラブ事務局に問い合わせを入れて、特別にレポーターとして採用してもらえないか交渉していますので、もし許されれば、このブログで何かしかのご報告は可能かと思います。

どうしてもダメなら、いつものように雰囲気だけでもお伝え致しましょう。

真保さん、Twitter で状況は伝えて下さいますが、正直なところ心配ですね。当日に久しぶりにお会いしたら、少し状況を伺ってみましょうか。

No title

私は、リアルタイムでは、70年以降のビートルズしか記憶がありませんが、ビートルズマニアです。
このメリーポプキンの「悲しき天使」は、今まで、ポールの作詞作曲だと信じていました。昔読んだもののなかに、アップル社に所属するアイドルタレントに、偽名を使って曲を提供したと書いてあったような気がします。
真理さんもビートルズ世代ですが、ロックも聞いたのかな、ポールのファンだったのでしょうかね。
10月1日の様子をこのブログで教えてくださいね。
インターネットライブ(動画)を少しでもやってくれれば、ファンクラブ以外の多くのファンも幸せになれるのに・・・真保さんの某芸能プロダクションでの活動に期待しています。

Re: すみません。コメントになっていませんが…

真理さんファン さんへ

久々の更新に早速コメントいただき、有難うございます。ここのところ、夏の疲れといいますか、仕事から帰宅してもぐったり状態で、ブログにまで手が回らない日々が続いています。何とか気力が戻るのが週末だけなので、これからは週一の更新がやっとになるかもしれません。

9月11日の東京サークルの催し物にも出席できなかったのもストレスの原因です。その意味では「真理さんファン」さんも同様のようですので、お互いに10月1日が次の目標になりそうですね。奥様にもご理解いただいて、夫婦でご参加いただけるとは羨ましい限りです。当日まで残すところ2週間を切りました。お互いに体調を整えて当日に備えましょう。楽しみにしております。

すみません。コメントになっていませんが…

スリーピーさん おはようございます。

私も「天地真理ライブトンネル\\\'74⇒\\\'76」に参加したかったです。CDには収録されていない曲も披露されたそうですね。ファンクラブで特別販売されないかな~。なんてすごく思います!

スリーピーさんの記事にはいつもいろいろ調べられて書かれていらっしゃるので素晴らしいですね。
今回、バックナンバーにジャンプしてみましたが、そこからが大変な事に…。
ブログを読みふけってしまいこんな時間になってしまいました。当時皆さん私と同じ思いを抱いていたんですね~。
当時の真理さんをアイドルとしか見ていなかったですね。
本当に真理さんは歌がうまいな~と今すごく思います!
そして、真理さんの様な彼女がいたらいいな~って。
なので、昨年のファンの集いで初めて真理さんにお会いした時は何故かすごくドキドキしました。
今度の40周年祝賀会は妻と同伴しますので変な行動をしない様に気をつけます。(なんのこっちゃ)(笑)

すみません、スリーピーさんのバックナンバーを読んでいたら当時の事が頭にいろいろ巡ってしまい懐かしくなってしまったもので…。
失礼いたしました。
プロフィール

スリーピー

Author:スリーピー
真理さんを応援するブログへようこそ!

真理さんは、私の姉のよう。
私はそんな おっちょこちょいな姉を想う、おせっかいな弟かな。

このブログでは、皆さんと彼女の真価をお伝えして参ります。

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