海辺に誘われて…




2月16日、本日のお題は、海辺に誘われて…




アルバム単位で、真理さんの曲をご紹介する今回の企画、今、1975年12月21日発売のアルバム『小さな人生』について、ご紹介しています。



この真理さんの11枚目のアルバム小さな人生の表裏表紙と、収録の構成は次のようです。

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A面
1 一枚の写真
2 レイン・ステイション
3 家なき子
4 海辺に誘われて…
5 ある恋の感想
6 さよならこんにちは

B面
7 夕陽のスケッチ
8 明日また
9 ひとりぼっちのデート
10 京都でひとり
11 明日への愛
12 小さな人生




本日のご紹介は「海辺に誘われて…」です。



この曲は、プレミアムボックスDISC8の4番に当たります。この曲に感激された方、もっと天地真理の世界を堪能したい方はこちらのサイトでプレミアムボックスをお求めになれます。


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ソニーミュージック「プレミアムボックス」購入ページ




本題に入る前に一つ触れたい話題があります。

去る2月11日の夜8時から、NHK BSプレミアムで「ショータイム」という番組がありました。この番組は『4人の「ソムリエ」が週替わりにさまざまな切り口で超一流のエンターテインメントを紹介する』という設定で毎週末に放映されている番組なのですが、その週は谷村新司さんが、あのカーペンターズの兄、リチャード・カーペンターの家を訪問してインタビューをする、というものでした。

クリップボード01



これまでカーペンターズについては、その兄妹のヒット曲の数々を知ってはいても、その生い立ちやヒットの影でのご本人達の苦悩などについては深く調べることはしなかったので、ご本人からその真実を赤裸々に聞けるとは夢のような出来事であり、その約1時間半があっと言う間に過ぎ去るはずでした。でも、実は当日は外出の用事があり、番組の半分位しか観ることができなかったので、残りは録音だけにして翌週の木曜日に予定される再放送を録画しようと準備をしていたのです。しかし残念なことにその再放送が中止になっていることに今日気が付きました。ですので今夜は、これまでに得た情報と自分で録音した内容を元に、ここに少しだけ触れさせていただきます。

幼い時から音楽好きであった二人の兄妹は、リチャードが先に音楽に目覚めたそうです。一方、カレンは体育会系だったとか。そんな二人は高校生になる前に、アメリカはコネチカット州から、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のダウニーに移住してから流れが急加速したらしいです。リチャードは高校でバンドを選択科目として取ることができたから。カレンも同じ高校に入学してからドラムというジャンルにて頭角を現し始めました。

という流れでリチャードへのインタビューは進んで行くのですが、この番組は次の点に力点が置かれていました。


① 何故、カーペンターズの曲はあんなにも売れたのか、その理由は作品の「リアルさ」であると。それはすなわちリチャードのアレンジャーとしての才能でした。

② ヒット曲を出し続けることの苦悩のため、リチャードは睡眠薬を手放せなくなり、カレンは拒食症に。


①番目の内容については、実際に「涙の乗車券」という曲が原曲であるビートルズの曲からどのように変更されてカーペンターズのものとなったのか聴き比べで確認できましたし、「マスカレード」という曲も原曲であるレオン・ラッセルの曲との聴き比べでその劇的な変化が良く分かりました。そして「愛のプレリュード」という曲が原曲である銀行のCMソングから姿を変えてヒット曲となった経緯も。何でもないような曲がリチャードの手に掛かれば素晴らしいバラードに変身するのです。

谷村新司さんらの新曲「風の子守歌~あしたの君へ~」の楽譜を見せれば即興でアレンジしてしまうところなど、66歳のリチャードのその能力は未だに衰えることなく現役であるところに驚きを感じました。


②番目について、自分としては「どうしてカレンがあんなことになったのだろう」と長年疑問でしたが、この番組でのリチャードの説明でやっと明白になりました。やはり頂上に上り詰めた人は、それを維持するために悩み、自分の生活をも犠牲にして走り続けるのです。その姿は日本で頂点を極めた人、中でも天地真理さんに共通するものがあるのだろうと思いました。



そんな「ショータイム」の一番組についてお話させていただきました。私はこの番組のように御本人に語っていただく流れが好きです。真理さんにもご自分の言葉でもっと語っていただきたい、そう願います。

つまらない話題でスミマセン。






さて本題に戻ります。

「一枚の写真」「レイン・ステイション」「家なき子」とご紹介してきました『小さな人生』。これら3曲は言わば青春時代の陽の当たる部分、良い想い出(喧嘩したのも含めて)を歌っていますが、今回お届けする曲「海辺に誘われて... はまさに悲しい内容の曲。とうとう破局を迎えたふたりを歌っています。

私がこの曲に出会ったのは2010年の初めですから、ファンとして復活して間もない頃でした。どこかのサイトでこの曲を話題にしたのを覚えています。



作詞:山口洋子
作曲・編曲:川口 真

あなたの前では 泣かなかったわ
その分 涙と想い出を
スーツケースに詰め込んで
私はひとり 旅に出る
 ああ 今頃は あの海辺
 恋に疲れた 耳元に
 二人で過ごした 夏の日の
 やさしい波の 音がする

冗談めかして 別れを告げた
あなたは 本気にしなかった
ドアに挟んだ 置き手紙
読んだらすべて分かるでしょう
 ああ 今頃は あの海辺
 駅の広場の 人ごみに
 なるべく 昨日の私から
 離れて逃げたい気持ちです

後悔しません ふたりの愛を
すこしは大人になれたのよ
今はあなたの幸せを
遠くで祈るつもりです
 ああ 懐かしい あの海辺
 恋を忘れて 新しく
 旅立つ私の夜明けには
 一番似合う気がします





作詞の山口洋子さん。天地真理さんの曲を担当される作詞家としては初めてのご登場です。

川口 真さんは既に「一枚の写真」で作曲を担当されていますが、著名なヒットメーカーでいらっしゃいます。


私が初めて山口洋子さんを知ったのは、演歌歌手「五木ひろし」さんが1971年に『よこはま・たそがれ』で日本レコード大賞歌唱賞を受賞した際に作詞家として紹介された時がきっかけでした。その山口洋子さんが安井かずみさんと共に天地真理さんを応援して下さる。考えてみれば天地真理さんは先に登場した五木ひろしさんが歌謡界で認められる同じ1971年に奇しくもデビューしているんです。そんな五木ひろしさんが歌謡界の大御所であるならば、天地真理さんもそうであるべき、ですね。

先に開催された古賀政男音楽博物館での「ミュージアム講座」では酒井政利さんが天地真理さんを元気付ける言葉の一つとして「これからはもっと周囲に話をして下さい」と仰っていました。そう、天地真理さんはこれまで遠慮深過ぎたと思うのです。これからでも遅くありませんから、大御所としての言葉を発していただきたいと思います。

スミマセン、また話が脱線しました。





それでは「海辺に誘われて..」をお聴き下さい。今回もYoutube からお借りしてのご紹介です。98junyugo さんの作品でどうぞ。








お聴きいただき如何でしたでしょう?

コンセプトアルバムである本作品の中で、今回は別れを歌った曲をご紹介しました。淡々と歌われるこの曲ですが「ああ~」で始まる後半のクライマックスからは、真理さんのお力で悲しいながらも力強さを感じる作品となりました。










さて次回は「ある恋の感想」

今度は再会の曲です。どうか気長にお待ち下さい !










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Re: 真理さんとお話ししてみたいですね。

Fumio さん、こんにちは。

真理さんとお話ししたい、私も同感です。一昨年のファンの集いで初めて真理さんの前に立ってお話しできる機会がありましたが、緊張した私は十分な会話に至りませんでした。

誰でも真理さんと話せる、という環境には至っていないとは思いますが、真理さんを熟知した方が増えればそれも近い将来、可能になると思います。そう願いたいですね。

真理さんとお話ししてみたいですね。

スリーピーさんこんばんは!

真理さんは頂点に登りつめてそれを維持するために大変なご苦労をされたのに、当時の私は、真理さんをアイドルとしか見ていなかったのは私自身とても残念な事をしてしまったと今になってとても強く感じております。
カーペンターズのカレンさんもとても素晴らしい歌唱力をお持ちでしたね!
私もカーペンターズはとても好きです。
発音も綺麗で聴きやすい歌をたくさん歌われていました。
そのカレンさんも頂上を維持するのは大変なご苦労をしていたのなんて思ってもいませんでした。
真理さんと何か共通点が有りますね。

話は変わりますが、真理さんはデビュー当時から人を押しのけて行く人では無い印象が有りましたが、これはプロダクションのイメージ作りの戦略かと思っていました。
でも、違いました。
本当に真理さんは謙虚な方でしたね。
私は初めて真理さんにお会いした時にそう思いました。
真理さんともっとお話しをしてみたいものですね。
これは私の夢でも有ります。
お題の歌に関係ないお話で申し訳有りませんでした。
プロフィール

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Author:スリーピー
真理さんを応援するブログへようこそ!

真理さんは、私の姉のよう。
私はそんな おっちょこちょいな姉を想う、おせっかいな弟かな。

このブログでは、皆さんと彼女の真価をお伝えして参ります。

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