水色の恋 - 『私は天地真理』




【 通算224号 】


4月15日、本日のお題は、水色の恋




アルバム単位で、真理さんの曲をご紹介する今回の企画、今、1976年6月1日発売のアルバム『私は天地真理』について、ご紹介しています。



この真理さんの12枚目のアルバム私は天地真理の表裏表紙と、収録の構成は次のようです。

lp_12_20120413001436.jpg


A面
1 水色の恋
2 童話作家
3 「いちご白書」をもう一度
4 春の風が吹いていたら
5 夏を忘れた海
6 お嫁においで
7 矢車草


B面
1 ひとりじゃないの
2 若葉のささやき
3 ふたりの日曜日
4 なごり雪
5 ウイスキーの小瓶
6 哀しきマリオネット
7 告悔
8 オー・マリヤーナ
9 矢車草(アンコール)





本日のご紹介は「水色の恋」です。


この曲は、プレミアムボックスではDISC9の1番に当たります。





この曲に感激された方、もっと天地真理の世界を堪能したい方はこちらのサイトでプレミアムボックスをお求めになれます。


box.jpg

ソニーミュージック「プレミアムボックス」購入ページ








去る4月8日に横浜で行われた「ライブトンネル2」では、久しぶりに古くからのファンの皆さんのお顔を拝見することができ、時間は経過しても、ファンクラブが結成されてからの情勢の変化があっても、天地真理さんを慕う方々の顔ぶれに変化のないことを確認できたように思い、一つの区切りになったようにも思いました。

私にとってこのブログは既に生活の一部になっておりますが、既に開始から2年と3か月余の時間が経過し、真理さんのオリジナルアルバムの1曲1曲をご紹介する歩みも最終段階に差し掛かっております。

当初、何故かこの歩みはアルバム「童話作家」を含む、DISC10より出発しましたので、オリジナルアルバムの全てを網羅するという意味では、このアルバム「私は天地真理」が最後になるのです。このアルバムには合計16曲が挿入されておりますが、週に2度の更新ペースではあと8週、恐らく5月末にはほとんどのご紹介が終わるものと思います。

その先のことはまだ考えてはおりませんが、そろそろケジメをつける時期に来ていることは確かです。その辺の詳細は5月までに考えるとして、今はこれからの16回の記事をどのように進めようか、が私の頭の中を占有しております。





さて、毎回新しいアルバムに移る際は、その時代の天地真理さんの状況に触れて参りました。既にアイドルとしての最盛期を過ぎている真理さんであれば、華々しいお話ばかりではないかもしれません。でも、当時のゴシップに洗脳されて天地真理から去って行かれた方もいらっしゃるでしょうから、当時の状況を正確にお伝えすることはとても意義のあることであるようにも思います。

というお堅い話で済みませんが、プレミアムボックスの解説本を参考にしながら「天地真理の1976年」に触れてみたいと思います。





1975年12月に「小さな人生」を世に出した頃の真理さんは、既に情緒不安定に陥っていたと言われます。それから4ヶ月くらいが経過した1976年4月に、この12枚目のアルバム「私は天地真理」を収録する元となったコンサートが東京の芝郵便貯金ホールで行われたのです。

このコンサートはその仕上がりの良さから1作目のライブ「天地真理オンステージ」よりも高い評価を得ています。私もこの寸評を書かせていただくに当たり繰り返しこの作品を聴いてみますが、やはり舞台に上がっても物怖じせず、しっかりと歌い上げるその姿に対しての「舞台で本領を発揮する天地真理」という評価をなるほどな、と感心させられるスリーピーですが、それはこれまで批判の的となっていた「歌が下手」「裏声が舞い上がる」といったマイナス要因が感じられないだけでも総合評価が高いのだと思います。辛口な言い方で恐縮なのですが、「木枯らしの舗道」以前の天地真理さんしか、オンエアで聴いたことのない私にとっては、この点は大きな変化なのです。そういう辛口な見地からしてもこの作品の、コンサートの仕上りは素晴らしいと思います。

そういった好意的な評価とは別に、このアルバムを評する言葉として「悲しい」「痛々しい」といったものがあります。正直なところ私も同じ理由からこのアルバムを聴くことを避けて来ました。それは当時の真理さんの置かれていた状況を先入観として知っていたからなのかも知れないし、特に最初の「水色の恋」で一言一言を丁寧に歌うその姿に痛々しさを感じたからでした。そんな感覚がこのアルバム全体をして「漠然とした悲しい痛々しいイメージ」という評価になるのだと思います。



マイナスの言葉ばかりで済みません。ここで中崎あゆむさんによるプレミアムボックス解説本の中のフレーズを引用させていただきます。


あふれる笑顔!さわやか そして ハートフルに
   ---- 天地真理コンサート ----


「国民的アイドルにふさわしいスケールの大きな芸名通り、歌謡界の頂点に立ち、数々の記録を樹立した天地真理。2作目のライブ盤となった本作は、そんな一時代を築いた実績への誇りと自覚、そして今後への意気込みが感じられるタイトルが付けられた」

「この頃のコンサートは落ち着いた構成で、じっくり聴かせるものとなっていた。特にこのライブ盤では、オリジナルのほかフォーク、ニューミュージックの中でも叙情的な作品がチョイスされ、天地真理の歌の上手さも一段と際立っている。(途中、省略) フォーク歌手のコンサートのような雰囲気でまとめられた」

「天地真理はライブでこそ本領を発揮するシンガーだったことを確認できるだろう。(途中、省略) 天地真理の研ぎ澄まされた感性はやはりステージで生きるものであった」 等々





そんな総合評価のアルバム『私は天地真理』から、本日はオープニングの曲「水色の恋」をご紹介致します。

私にとってこの曲は1971年のデビュー以来、何十回何百回と聴いてきた曲ですが、このコンサートの冒頭で歌われたギター弾き語りは、これまでに無いゆっくりとしたペースで始まります。


下手な解説はこれ位にして早速コンサートの模様からお聴きいただきましょう。

今回は Youtube から作品をお借りしてのご紹介です。tippu1958 さんの作品からどうぞ。






お聴きいただき、如何でしたでしょう?

聴く人によって感じ方は違うとは思いますが、何度聴いても私は悲しいんです。

人気が下降線を辿るようになってから上達した歌声、その声の透明さ、伸びやかなことと言ったら、当時のどんな歌手も太刀打ち出来ないくらい。そしてその当時その場にいなかった私。

そうなんです。私が感じる「痛々しさ」「悲しさ」は、その当時何も出来なかった自分に対する無念さ、そして情緒不安定になりながらもひとり健気にファンの声援に答える真理さんへの愛しさ、それが重なりあって感じるもののようなのです。










さて次回はA面2番目の曲「童話作家」です。

どうか気長にお待ち下さい。





にほんブログ村 音楽ブログ 女性ミュージシャン応援へ
にほんブログ25日

コメントの投稿

非公開コメント

Re: 悲しくて痛々しい…

Fumio さん、こんにちは。コメント有難うございます。

あなたと真理さんの経歴をお話いただき、有難うございます。あなたは立派な天地真理ファンであったのですね。あなたが30数年の歳月の中でも、真理さんを忘れずに過ごして来られたのを聞いて、頭が下がる思いでした。私など、高校、大学を経る頃にはすっかり真理さんを忘れていましたから。そんな私がファンに復帰して僅か2年の私が偉そうなことをこのブログの中で書き散らすことが何だか恥ずかしくなってきました。

でも2年前に復帰した際の熱烈な感情は今でも忘れません。そのキッカケはインターネットという近代文明のお陰なのですから、今は私の青春であった真理さんと、近代文明に感謝の日々です。天地真理の再評価という歩みは、どんな形でさえ今後も続けて行くつもりです。永いお付き合いになりますが、よろしくお願いします。

悲しくて痛々しい…

スリーピーさん おはようございます!

「私は天地真理」の水色の恋は悲しくて、痛々しいという表現。
天地真理のファンとして私も酷く同じ気持であります。
真理さんがデビュー当時には単なるアイドルとして私はファンとして受け止めていました。
ところが、社会人になって仕事が忙しくなり段々と真理さんから離れていきました。
しかし、真理さんの事は何時も心ではずっとファンでしたので真理さんの情報には気にかけていました。
私は数年前に病気になり会社を休職した時に真理さんの歌を無性に聴きたくなりブレミアムボックスを購入したしだいです。
それからは、休職で時間がありあまるほどありましたので真理さん情報をインターネットで検索の日々でした。
真理さん、いろんな事が有ったんだなぁ。
誹謗中傷、病気、歌の世界から離れて行った事。
しかし、今でも真理さんは歌が好きな事を知り嬉しく思います。

ブレミアムボックスを聴いているうちに真理さんは歌が凄く上手い事に気がつきました。
それからです、夢中になって真理さんの歌を聴きました。
今は真理さんはTVに出る事は無くて本当に残念です。
40年近くも経ってから真理さんの実力に気がついたなんて真理さんのファンとして、なんで当時の私はアイドルとしてだけのファンだったんだろう!
真理さんはこんなに一生懸命歌っていたのに。
当時は私も若かったのでその様な事は分からなかったです。

なので、真理さんをもっと応援していればよかった。
それを思うとやはり悲しくて、痛々しい気持に私もなります。

私は50歳をすぎた今ごろになってアイドルだった真理さんを追いかけていますが、それは真理さんがデビューしてから40年近くも経ってから私が辛い休職時に私を癒してくれた事、当時の若い私に楽しい思い出を作ってくれた事、その真理さんに感謝を込めて追いかけている様な気がします。

スリーピーさんの真理さんの歌の再評価は、私も、再評価をして真理さんに感謝したい気持なのでとても共感ます。

次はどうされるか考えられていらっしゃいますがブログを続けられる事を宜しくお願い致します。
プロフィール

スリーピー

Author:スリーピー
真理さんを応援するブログへようこそ!

真理さんは、私の姉のよう。
私はそんな おっちょこちょいな姉を想う、おせっかいな弟かな。

このブログでは、皆さんと彼女の真価をお伝えして参ります。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード