ファーストシングル「水色の恋/風を見た人」②




【 通算250号 】


9月2日(日曜日)

天地真理さんの歴代のリリースシングルを特集でお届けする企画、

「天地真理」シングルヒット・パレード


2回目の今回は、真理さんのファーストシングル「水色の恋/風を見た人」②と題して、B面にある「風を見た人」をお届けします。

なお、この記事へは、HP『癒しの天地真理』からでもお入りになれますので、よろしければお立ち寄り下さい。下の青いの文字をクリック。

『癒しの天地真理』






さて、この作品のジャケットの詳細は、次の通りです。


水色の恋-1

このサムネイルにマウスを置いて、クリックしていただくと拡大されます。ジャケットを拡大してご覧いただけますが「Who saw the wind」とあり、A面の「Love in blue」と共に当時はきちんと英語訳まで付いていたんですね(今も付いてる?)。風を見た人とは誰なのか、意味深です。



この曲についての私の関わりは、購入した当初は年齢が若いこともあり「何となく難しい曲、暗そうな曲」という印象しかありませんでした。実際のところ「時間ですよ」でブレイクした天地真理さんであれば、元気はつらつとしたイメージの曲が相応しいところです。でも実際の天地真理さんは「水色の恋」から醸し出される「さよなら」「想い出」「白雪姫」といった言葉の中から何故か「白雪姫」だけがピックアップされて「天地真理=白雪姫」といったキャッチフレーズが出来上がっていました。

このように意味深で、明るくも暗くも展開が可能な「水色の恋」に対し「風を見た人」は極端に暗めな曲でこのシングルを購入した人すべてが、恐らくは首をかしげながらお聴きになったことと思います。






この曲の制作に関わった方々、詩の内容は次の通りです。



風を見た人

Who saw the wind
作詞:安井かずみ
作曲:村井邦彦
編曲:森岡賢一郎

私は見たい 風の姿を
私は見たい あなた 心の中
私は見たい 夢の続きを
朝になったら こわれるその前に
 くちづけする時
 バラが咲く時
 わたしを泣かせる
 そのわけを今
私は見たい ギターじゃなくて
音にかくれた 秘密の愛のうた

私は見たい 愛の泉を
飲み干す時に 願いがかなうなら
 ひとりでいる時
 小雨降るとき
 私を泣かせる 
 そのわけを今
私は見たい みつめられたい
私はきっと そのままねむるでしょう
ルルルル......
ルルルル......





作詞の安井かずみさん。常々、天地真理さんの節目節目でお世話になった方であることは、このブログでお伝えして参りました。今、このファーストシングルをお聴きいただくに当たり、天地真理のデビュー当時から安井かずみさんとの関わりがおありになったことを目の当たりにして、私スリーピーはこの曲がファーストシングルで登場する意味について今更ながら考えてみました。

この曲の特徴はやはり、低音から高音まで2オクターブ近くまでも音の高低が激しいということかと思います。「私は見たい」から徐々に下がり始め、2度ほど中域から低域への下降が繰り返されます。「くちづけする時」から今度は徐々に上がり始め、「そのわけを今」で最高音に。最後は再び中域から低域へ下がって終わります。

私はこの詩の意味を考えてみましたが、単純な私の思考回路ではよく理解出来ません。でも、なぜ安井かずみさんが真理さんのデビュー曲のB面にこんな難しい曲を選んだのかは何となく解るような気がします。安井さんは何度も申し上げますが、真理さんにとって節目節目でお世話になった方です。その安井さんがデビュー時から真理さんに関わり始めるにはそれなりに理由があったと思うのです。下手な今まで通りの歌手(御幣があれは陳謝致します)であれば安井さんは手を出さなかったでしょうし、その見極め、試金石としてこの曲を彼女にプレゼントし、安井さんが関わる甲斐のある歌手かどうかの見極めをしたのではないかと私は思うのです。以前、ある方から同じような質問を受けた際に、私はこのようにお答えしました。そう、安井さんが真理さんを試すテスト問題であったように思うのです。

結果的に真理さんはこの曲を歌いこなし、安井さんはこれ以後、舞台ミュージカルに至るまで真理さんを支えて下さいます。

この解釈について皆さまはどのようにお考えでですか?ご意見があればお知らせ下さい。




それでは、そんな意味深なファーストシングルのB面に収録された「風を見た人」をお聴きいただきましょう。

今回は Youtube から作品をお借りしてのご紹介です。tippu1958 さんの作品からどうぞ。













今回は天地真理シングルヒットパレードと題して、ファーストシングルからB面の「風を見た人」についてお届けしました。





次回はセカンドシングル「ちいさな恋/ある日私も」です。皆さま、どうぞ気長にお待ち下さい。






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Re: A面B面

chita さん、お早うございます。

いつも貴重な情報を有難うございます。

私は安井かずみさんが真理さんをテストしたと考えたのですが、それはあなたの仰るように村井邦彦さんだったのかもしれませんね。意味深な歌詞と、難解なメロディ。真理さんを試すには難しい試験問題であったのでしょう。でも真理さんはその広範な音域から難なく歌いこなして下さった。あの可愛らしさからは想像もつかない声楽の能力をこの曲でご披露したことになります。この曲をアップして下さる方、同じような解説付きで広めていただけると嬉しいですね。

「明るい表通り」への再評価も嬉しい限りです。今回も貴重な情報、有難うございました。

Re: この再生リスト・・・?

仁さん、お早うございます。

仁さんの再生リストといい、Tip さんの作品といい、皆さん頑張っておいでですね。ブロガーとして記事で今後も利用させていただきます。Youtube の作品あってのブロガーですから。有難うございます。

同感です

chiro さん、お早うございます。

「魂を優しく包み込んでくれるような歌声」に同感です。地道に彼女の魅力を後世に伝えて参りましょう。

A面B面

 当時のシングル盤は、A面B面とも、ほぼ100%、同じ作曲家の作品になっています。天地真理さんのシングル盤でも、浜口庫之助、森田公一、平尾昌晃、筒美京平、小林亜星が作曲していますが、全て、両面とも同じ作曲家です。

 71年4月デビューの小柳ルミ子は、シングル6枚目(約2年間)まで、両面とも全て、平尾昌晃の作曲、作詞は安井かずみ、山上路夫などです。

 71年6月デビューの南沙織にいたっては、シングル15枚目(約4年間)まで、洋楽のカヴァー1枚を除き、両面とも全て、有馬三恵子・筒美京平コンビです。

 言うまでもないことですが、天地真理さんのシングルは、1枚目は、田上みどりと村井邦彦、2枚目は浜口庫之助、3、4枚目は森田公一、5枚目は平尾昌晃。

 このように見てみると、安井かずみも大物ですが、曲作りには、やはり、作曲家の影響が大きいと思われます。「風を見た人」の曲は、不思議な感じの歌ですが、当時既にヒットメーカーの村井邦彦の曲が、B面になっていること自体が不思議です。

 おそらく、A面候補としては、村井氏の別の曲があったと思われます。そして、村井氏が、音中音高を卒業した真理さんを試すテスト問題であったように思われます。

 2007年発売の村井邦彦の楽曲を集めた5枚組編集盤『The Melody Maker -村井邦彦の世界-』というのがあり、隠れた名曲の一つとして、「明るい表通り/天地真理」が採用されています。
http://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&cd=MHCL000001087

この再生リスト・・・?

スリーピーさん、こんばんは~お久しぶりです。

この再生リスト・・・ひょっとして私の所のですか~?(爆)。

「風を見た人」を何度も聴く人はあまりいないでしょうね~。
難解で暗いというイメージが付いてしまっていますからね。

今回、私はTipさんの動画を紹介させていただいたご縁で20回以上聴かせていただきましたが、聴けば聴くほど味わい深い作品だと感じるようになってきましたね。

常識では「風の音を聞く」人はいても、「風を見た人」などいる筈がない。それと、「心は伝えられる」けれど、「心を見た人」などもいない筈。
それを「風を見た人」とわざわざ持ってくるわけですから、安井かずみさんの真理さんへの期待の大きさが窺えるようなそんな気がする作品ですね。

ではではお元気で!仁

No title

<<恐らく余り感動は無かったのではないでしょうか?
そんな事はありませんよ。
懐かしさなど吹っ飛ぶほどの感動でした。
(私のパートナーは40年前の当時からその本質に気付いていたようですが・・・私にはよくわからなかった)
この魂を優しく包み込んでくれるような歌声を今この混迷の時代に発見できたことは私にとって宝です。
より多くの人の気付いてもらいたい。

Re: 真理ソング再認識

chiro さん、お早うございます。ご投稿有難うございます。

プレミアムボックスを買っていただけた、これを伺っただけで大喜びのスリーピーです。あなたのような方が一人でも増えることを願っています。

「一週間かけて全曲を聴き」終えたとあります。このことはとても嬉しいのですが、恐らく余り感動は無かったのではないでしょうか?70年代の音楽という点では懐かしさで満たされたとは思いますが、天地真理さんの歌唱には他の方とは違うものがあります。それは一言で言えば「癒し」であり音楽的な技巧を離れた歌の上手さだと思います。専門家が呼ぶところの「上手い」人はたくさんいます。恐らくそういったレベルの「上手さ」からすれば、天地真理さんは格外でしょう。真理さんの本質は人の心を打つ歌唱、と言えると思うのです。

これから「癒しの天地真理」というHPをそういった角度から充実させて参ろうと思っています。よかったら今後もお付き合い下さい。この度は有難うございました。

真理ソング再認識

いくつかの偶然が重なってCDボックスを購入。
一週間かけて昨夜全曲聴き終えました。最後の曲はいみじくもファーストシングルB面のこの曲でした。
何かの縁かと思いコメントしました。
当時、随分変わった曲だなあと感じた記憶があります。しかし天地真理ソングのすばらしさを理解できなかった私です。
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Author:スリーピー
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真理さんは、私の姉のよう。
私はそんな おっちょこちょいな姉を想う、おせっかいな弟かな。

このブログでは、皆さんと彼女の真価をお伝えして参ります。

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