二月の風景画




【 通算296号 】


2月22日(金曜日)





今年の2月は例年と少し違っています。

何が違っているかと言えば、それはやはり異例の寒さでしょう。私の住む、栃木県鹿沼市では雪は少ないまでも、日中の寒さが厳しいのです。朝晩は氷点下になることは例年通りなのですが、日中の気温が異常に低いように思います。

青森県では512cmという新記録の豪雪地域も出たそうです。宮城、岩手の被災地でも太平洋側でありながら、仮設住宅の間を埋める雪と水道管の凍結に悩まされているとのことです。

ついこの間まで自転車通勤をしていたスリーピーでしたが、寒さに耐え切れず、とうとう自転車は断念して、自家用車に切り替えました。情けない話ですが、でもこれで仕事帰りの憂鬱感が減りました。電車を降りてすぐに車に乗れるのは嬉しいものなのです。車内で真理さんの曲も聴けますしね。

でも3月になったら絶対に自転車に復帰するぞ、と空威張りだけは忘れません。




そんな今年の2月なのですが、やはりこの時期、真理さんの

二月の風景画

が聴きたくなりますね。

1976年12月25日に発売された「童話作家」に収録されたこの曲ですが、当の真理さんはこの曲を余り好きでないと仰っているそうです。そう、当時の真理さんは精神的に追い込まれていたのです。私も数件ですが、当時の音声を聞く機会がありましたが、真理さんの状況は正常ではないという印象でした。そんな辛い状況で録音されたこの曲「二月の風景画」ですが、プロの歌手として真理さんの歌唱はそんな辛さを微塵も感じさせない完璧なものでしたね。

ところで、FM軽井沢で放送中の「天地真理ミュージック・コレクション」、先週の第21回はシングルコレクションとして「夢ほのぼの」が採り上げられましたが、この曲はアルバム「童話作家」とほぼ同じ時期に発表された曲でした。私は正直なところ、翌年1月には長期休養生活に入る真理さんの状況を番組の中でどのように伝えるのだろうと、興味深々でした。番組の制作委員会もその辺は承知しておられたのか「蔵出しコレクション」でアルバムB面に収められている「告悔」という曲を採り上げ、当時の真理さんの状況を曲を通して伝えました。一般向けであるこの番組の中での表現としては最も適した内容だったかと思います。

そして明日23日の第22回の放送では、果たして真理さんの約2年間の休養生活をどのように伝えるのか、興味を持って見守っています。この数週間はアイドル・歌手「天地真理」にとっての関が原と言って良いかと思うのです。




さて、番組の解説はこの辺で終わりとさせていただき、アルバム「童話作家」に寄せた久世光彦(小谷夏)さんの思いに少し触れてみたいと思います。

先週の番組の中で保志野さんの解説にもありましたが、久世さんは「ひとりじゃないの」を作詞された方です。そんな久世さんがアルバム「童話作家」の制作を担当されたとは言え、A面にある6曲(1曲目と7曲目は同じ)の中で実に5曲までも彼が作詞を担当したという事実は何を意味するのでしょう?

「ひとりじゃないの」の発表が1972年6月ですから、それから4年という歳月が流れ、一時はアイドルとしての頂点を極めた真理さんが苦しんでいる、そんな真理さんの状況を見兼ねて、TBSのドラマ「ふたりでひとり」への出演要請も含めて援護射撃をして下さった。そんな風に私は感じています。


出不精のピーターパン
返信
ひこうき雲
二月の風景画
風花のさよなら

*上記「返信」はある方のご指摘により追加しました。謹んでお詫び申し上げます。


それではこれら5曲を代表する形になりますが「二月の風景画」をお聴きいただきましょう。スリーピーの2010年2月の作品(絵一枚ですが)です。




もしよろしければ、このブログ「もの想う季節」のインデックス『癒しの天地真理』にて上記4曲の解説と真理さんの歌唱をご堪能下さい。下の青い文字をクリックしていただくとジャンプします。

癒しの天地真理・オリジナルアルバム






今回は、先週の第21回「天地真理ミュージック・コレクション」の放送内容にちなんで、1976年当時の真理さんに触れてみました。文中の表現に不適切な点があればご容赦下さい。また、ご指摘いただければ修正させていただきます。


次回は「天地真理ミュージック・コレクション」の第22回の再放送をお届けしたいと思っています。

皆さま、どうぞ気長にお待ち下さい!






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Re: 勝手な推測の続き

chita さんへ

これはまた新たな仮説を有難うございます。

このブログは天地真理さんを応援するものですので、ご本人にとってマイナスになる記事やコメントは基本的に避けたいと思っています。chita さんの解釈は真実を究明したいというお気持ちの表れと捉えておりますので、今後の参考にさせていただき、機会があれば真理さんご本人か周囲の方にお尋ねしてみようと思います。

ところで私は「二月の風景画」について一つの仮説を立ててみましたので、よろしければご検討いただきたいと思います。

この「二月の風景画」は男女の別れを歌っているように見えますし、大方の解釈はそのままですが、私はこの作品は「頂点を極めたアイドル天地真理との別れ」を歌っているのだと思っています。真理さんを頂点に押し上げた張本人である久世さんが、真理さんに対して過去との決別を示唆し、新たな道を歩んでいくように、というメッセージが込められたのがこの作品であると思うのです。

真理さんの後ろにいる彼(頂点を過ぎた過去の真理さん)を忘れて「私が追いかけた夢」だけを見つめて生きて行って欲しい。想い出は「ほんの少し甘い」ものに留めて前に進んで欲しい。それはきっと「今日だけ春みたいな一杯の日差しを浴びて」「華やぐ坂道」となることでしょう。そして、過去の真理さん(彼)にも将来への不安に対して気を揉むことなく、平穏な日々を過ごして欲しい。

私はこんな風に考えようと思っています。皆さま如何でしょう?ご感想ご批判などいただけると幸いです。

勝手な推測の続き

勝手な推測の続きで、申し訳ありません。

 真理さんは、グレープ(さだまさし)の曲が大好きで、ライブで数曲カバーしています。LP「童話作家」を作る時期、真理さんは、なぜ、さだまさしのオリジナル曲を提供してもらえなかったのでしょうか。

 さだまさしが、他の歌手のために作った(カバー曲でない)最初の曲は、山口百恵のために作った「秋桜」(77年10月発売、タイトル名は酒井政利氏の提案)と言われています。百恵サイドは、さだまさしにかなり前から依頼していたそうです。

 18歳の百恵には、まだ理解できない詩であったが、大ヒットした、さらに、ツッパリ曲からのイメージチェンジ(子供から大人へ)が大成功した。そして、20歳ごろに婚約したことから、「秋桜」は、紛れもなく本物の百恵の歌に進化した。

 76年当時、CBSソニーでは、既に百恵を中心に動いており、さだまさしからのオリジナル曲の提供という真理さんの強い要望は、聞いてもらえなかった。真理さんは、決定的に時代の流れを感じた。
ということで、病気でもなく、精神的に云々でもなく、ただ単に仕事が嫌になり、休業することにした。

 もし、真理さんが、あの時、「小春日和」(「秋桜」となる前のタイトル名)を歌っていたら・・・・

天地真理 秋桜(コスモス)
http://www.youtube.com/watch?v=LfbZ63bByiQ

Re: LP版A面の作詞

chita さん、こんばんは

あれま「返信」という曲も小谷夏さんの作詞になっていますね。これは失礼致しました。事前に調べた上で記事に書いているのですが、手違いがあった模様で申し訳ございません。謹んで訂正させていただきます。

ところで、chita さんの説には驚きですね。制作事務局率いる久世さんと真理さんとの間に確執があったということですね。うーん、何とも言えませんが、当時の真理さんの精神状態を考えると有り得たのかもしれません。でもそれも想像の域を出ませんので、この件は機会を作って真理さんの側近の方に伺ってみたいと思います。

それにしても久世さんの5曲はどれも優れた作品ですね。シングル化してもヒットが可能だったかもしれません、もし当時の真理さんが第一線に居られたらの話なのですが。でも今現在においても、このアルバムに収録された曲はもっと表に出してあげたい曲ばかりです。ファンの方々にとってはこの時代への思いは余り濃くないようで「童話作家」周辺の曲を採り上げて下さる方は限られているように思います。幸い、天地真理オリジナルミュージック・コレクションで「風花のさよなら」が採用されましたが、他の曲もこれからどしどし、このブログを始め、機会があれば発信して参りたいと思います。

chita さん、貴重なご発言、有難うございました。





LP版A面の作詞

  「童話作家」のA面は、「童話作家」以外の全て、久世氏の詞となっていませんか。
 
 久世氏の歌は、真理さんが好むと好まざるとにかかわらず、素晴らしい曲だと思います。特に、アコースティックギターを演奏しているであろう吉川忠英の作品、「ひこうき雲」と「二月の風景画」は、心にしみる歌で、最高ですね。

 「童話作家」に関する勝手な推測ですが、・・・

 久世氏は、真理さんのアイドル歌手卒業を意図し、主に「さよなら、想い出」をテーマとし、LPのA面全て、久世氏が、オリジナル曲を用意していた。(当時既にヒットメーカーの佐瀬寿一氏の作品も2曲入れる予定だった。)

 それなのに、真理さん本人が、グレープ(さだまさし)の解散コンサートのとき(76年3月頃)に聞いた「童話作家」を、歌うことに固執した。さだまさしが、真理さんに提供した曲ではなかった。

 制作サイドとしては、大物の先生たちが、オリジナルの歌を用意したのに、当時単なるフォークグループの一つでしかなかった「さだまさし」のカバー曲は、必要がなかった。

 結局、真理さんは、最後のLP発売、引退となることも覚悟し、自分の意見を貫き、LPタイトル名まで、「童話作家」にしてしまった。
 たが、その見返りは、あまりにも大きかった。・・・・・・
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