FM 軽井沢 2013.10.05 第54回




【 通算345号 】

10月6日(日曜日)




この1週間には、私にとって気になる事件がいくつか起こりました。


その一例を挙げますと

プロ野球・パシフィックリーグで、楽天がリーグ優勝
横浜市での踏切事故で、救助した女性が死亡




東北の悲惨な状況を背負いながら、勝利への道を諦めなかった、星野監督を始めとした、選手の皆さんのご苦労をNHKの特番で観ましたが、本当にオメデトウと拍手で迎えたい、そんな優勝の瞬間でした。


一方、私の心を捉えて放さないのが、もう一つの事件

「踏切事故 死亡女性、レール間に男性移し救助か」
10月1日、横浜市の踏切で男性を助けようとして女性が電車にはねられ死亡した事故。亡くなった女性が男性をレールの間に移動させたことで男性が助かったとみられることがわかりました。


というものでした。この事件をニュースで最初に目にした私は、即刻、ある小説の内容を思い出しました。それが、三浦綾子さんの「塩狩峠」でした。

Wikipedia によれば、

以下、引用
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1909年(明治42年)2月28日、ここ塩狩峠の区間に差し掛かった旅客列車の客車最後尾の連結器が外れて客車が暴走しかける事故がおこった。その車両に乗り合わせていた鉄道院(国鉄の前身)職員の長野政雄(ながの まさお)が、暴走する客車の前に身を挺して暴走を食い止めた。下敷きとなった長野は殉職したが、これにより乗客の命が救われた。

三浦綾子の小説『塩狩峠』はこの事故の顛末を主題としたものである。
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以上、引用


1102188016.jpg   1102188016_1.jpg
クリックして拡大



三浦綾子さんと言えば、日本基督教団に所属していたクリスチャンの小説家です。今から10年ほど前に、私がうつ病に苦しんでいた頃に、光を求めて彼女の作品群をむさぼるように読みあさったものでした。

そんな宗教家が書いた小説ですので、宗教的色彩が強いのは当然と言えば当然なのですが、あの横浜の踏切での差し迫った状況に居合わせた一般人と、今から100年も前に起きた、塩狩峠を猛スピードで下る客車に居合わせた鉄道員と、一人の人間としての差し迫った状況は同じだと思えました。

でも、もし私があの場に居たら、どんな行動を取ったものだろうと考えると、背筋が寒くなるものがありました。方や猛スピードで進入したカーブで客車が横転すれば、自分も含めて多くの死者が出るだろう、と想像でき、方や横浜の踏切では、自分は当事者でない以上、行動を起こさなくても何の被害はない、という二つの違った状況で、どちらも自らの命を犠牲にして他人を助けたわけです。この場合、前者は50より100を選んだと言え、後者はゼロより100を選んだ、と言えます。このような比較をすること自体、不謹慎極まりないのですが、後者で犠牲になった方の信念の強固さを強く思わされます。

「助けなくっちゃ」

という言葉を助手席の父親に残して、走って現場に及んだ彼女。何という崇高な方でしょう。人生80数年、ただ生きながらえるよりも、あのような死に方を私も選びたいものだと思いました。








本題の「天地真理ミュージック・コレクション」の第54回の再放送をお届けします。


天地真理さんの往年のシングルの中から特集してお届けする、B面コレクション。今回は10月に入り、2年目を迎えた記念に、1979年復帰前に出されたプロモーション用のシングルレコードで2,000枚限定でファンに配布されたという「夏を忘れた海」のB面にある「ひとかかえの愛」が放送されました。そして蔵出しコレクションでは「空いっぱいの幸せ」が、そして最後には「子守唄・母の愛」がフルコーラスで流れました。

それではどうぞ。










今回お届けしました「夏を忘れた海」と「ひとかかえの愛」については、このブログでも過去に記事として採り上げ、解説をさせていただきました。お時間の許す方は是非こちらにもお越し下さい。

下の青い文字をクリックしていただくとジャンプします。


2012.05.04 夏を忘れた海


2010.04.12 ひとかかえの愛









次回は、天地真理ミュージック・コレクションの55回目をお届けする予定です。



それでは皆さま、心静かにお過ごし下さい。

ではまた!










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Re: 2年目突入

chita さん、お久しぶりです。

あ、そうか、「ひとかかえの愛」はエレンスパックのCMで掛かっていた曲なんですね。再認識しました。

「天地真理ミュージック・コレクション」は2年目に入りますが「もの想う季節」はもうすぐ5年目に入るんですね。これも驚きです。よくも飽きずにここまで来たものです。chita さんはじめ、視聴者の皆さんこそ、よく飽きずにお付き合いいただきました。有難うございます。

これからも根競べ、よろしくお願い致します。

2年目突入

 放送2年目の突入、おめでとうございます。
 今回は、意外な選曲で、大変、面白かったですね。

 「ひとかかえの愛」のフレーズは、TVのCMで、当時、流れていましたので、その映像とともに、よく覚えています。
 ですから、未発売のB面ですが、私にとっては、他のシングルB面よりも、馴染みのある曲です。 

 http://www.youtube.com/watch?v=TauGBofc1nA

 また、「空いっぱいの幸せ」が、「蔵出しコレクション」、隠れた名曲として選曲されていますが、シングルA面の大ヒット曲じゃないか、と一人で、文句を言いながら、FM軽井沢を聴いておりました。
 
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