1970年台の象徴、かまやつさん、そして「返信」
【 通算519号 】
2017年3月6日(月)
3月に入りました。
先週末は「おひな祭り」。
老人ばかりで、そんなお祭りに縁のない我が家ですが、偶然にもその朝は甘酒を賞味しました。
甘くて温かくて美味しい、そんな飲み物ですね。
更にはその日は晴天に恵まれ、昼休みに栃木市の駅前を闊歩する私にも、少し強めの風が暖かく感じられました。
体も元気になり、気持ちも向上する「春」という季節はすべての老若男女にとって、清々しい季節です。
そんな中、かまやつひろしさんの訃報が飛び交いました。NHKの夜のニュースでさえ採り上げられる、それだけ有名人だったんですね。
私の世代ではザ・スパイダースよりも、1975年リリースの「我が良き友よ」で彼を知った人がほとんどだと思います。

実際、1971年当時、真理さんが「時間ですよ」で共演した堺正章さんの存在はそのヒット曲「涙から明日へ」等で知っていましたが、かまやつさんの存在は弱冠12歳頃の私の目にも耳にも入って来ませんでしたから。
ということは、同じメンバーの堺正章さんも80歳近い、ということ。そろそろ、1970年台の青春世代が去っていくタイミングなのかもしれません。
真理さんはまだまだお元気で居てくださいね。
さて、真理さんの作品のご紹介です。
毎年、この3月にお届けする作品も決まったものがあります。
卒業と進級・進学の季節だからです。今回はその中でも異色の存在、母と娘の手紙のやり取りを題材にした
「返信」
を選ばせていただきます。
2010年のスリーピーのアレンジで、フルコーラスです。お楽しみ下さい。
(作詞者・作曲者・編曲者は後ほど)
ありがとう、お母さん!
あなたが 心配している通り
今の私は 心の怪我で
白い包帯 巻いてます
それだけに お母さん
手紙の中から ぽろりと落ちた
写真の人は 仰るように
良いお話だと 思います
幸せって 逆らうようだけど
人に決めて もらうものじゃない
そんな気が するのですが
どうでしょう お母さん
私やっぱり 若すぎますか?
そろそろあなたが 私を産んだ
歳になろうと しています
そうでしょう お母さん
今は昔の あなたにだって
寒い冬の日 二つの道に
迷った覚えが あるでしょう
それならば お母さん
せめて春まで 時間を下さい
迷惑ついでに そのお話は
無かったことに して下さい
幸せって あなたが云うように
先になって みなきゃわからない
そんな気も するのですが
ごめんなさい お母さん
私やっぱり 走ってみます
キラキラ眩い 木漏れ日の中
一つの愛を 追いかけて
そして「天地真理ミュージック・コレクション」の再放送です。
今回は2014年9月13日に、FM軽井沢で放送された第103回目の放送。
それではお楽しみ下さい。
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