さくら貝

5月20日、本日のお題は「さくら貝」です。



アルバム単位で、真理さんの曲をご紹介する今回の企画、今、アルバム「若葉のささやき・さよならだけを残して」に収録されている曲をご紹介しています。


真理さんの5枚目のアルバム「若葉のささやき・さよならだけを残して」のおもて表紙と、収録の構成は次のようです。

若葉のささやき


A面
1 若葉のささやき
2 学生街の喫茶店
3 冬物語
4 若草の髪かざり
5 さよならだけ残して
6 海にたくした願い

B面
7 さびしかったら
8 ギターをかかえて
9 遠い夏
10 ミモザの花の咲く頃
11 いつもの曲り角
12 さくら貝






本日のご紹介は、このアルバムの最後の曲「さくら貝」です。


わずか12曲なら、すぐ終わると思って、取り組ませていただいたこのアルバムも最終回を迎えました。取り組んでみて今思うことは、


「何と素晴らしい作品の数々であったことか」このひと言です。


この5月にぴったりと思って、たまたま選んだアルバムが、ふたを開けてみれば、天地真理さんにとって最も忙しい、最盛期とも言える時期の作品であったこともあり、素晴らしい作詞・作曲・編曲の方々に囲まれ、彼女のはつらつとした歌唱と相まって、どの曲もこの曲も、一度聴いたら忘れられない、そんな曲ばかりでした。

そんなアルバムに、関わってしまった私も、その作品の余りの充実振りに、真剣に取り組まざるを得なくなり、皆さまからいただくコメントにも、十分にお答えすることもできずに申し訳ありませんでした。コメントを下さる方の中には、そんな私を堅物と褒めて下さる方もおいでですが、実際のところ、素晴らしい作品たちの品位を損なわずに、皆さんにお伝えすべく、結構真剣になりましたし、自然と歌詞の意味が、そしてメロディの意味が分かるまで、何十回も聞き返したことが思い出されます。

そんな堅物の楽しい日々も、今日で終わりでしょうか。書き足りなかったこと、書き過ぎたこと、数限りなく思い出されますが、明日からは、別の作品に取り組むことになるでしょう。次のアルバム? それはまだ決まっていませんが。 



さて、それでは本題に戻ります。「さくら貝」です。



作詞 ちあき哲也
作曲・編曲 馬飼野 俊一


五月でしたね バスが停まる坂の上
はじめてあなたに 出会ったのは
白いベンチで 本をめくる手を休め
あなたは私に 話かけました
 何てきれいな空 何てきれいな恋
 いきなり私を 見つめないでね
 さくら貝のように 私の心
 こわれてしまいそう

九月でしたね バスが停まる坂の上
あなたと誰かを 見かけたのは
青いノートに ひとり綴るあこがれは
想い出のこして 旅に立ちました
 何てはるかな空 何てはるかな恋
 こぼれる涙を のぞかないでね
 さくら貝のように 私の心
 こわれてしまいそう




何て哀しい詩でしょう。5月に始まる恋が、9月に終わる。その明暗を象徴する言葉が「白、きれいな」と「青、はるかな」で表現されていますね。

恋にときめく瞬間、目の前の物が何でもかんでも、明るく輝いて美しく見える。そんな気持ちを味わったことは、堅物の私にも幾らかはありましたので、その気持ちは手に取るように分かります。

一方、恋が破れた瞬間、目の前のものが何でも沈んでかすんで見える。はるかに遠くに遠くに感じる、そんな気持ちを作者は「あこがれが旅立った」と表現していますね。

恋にときめく瞬間と、恋が破れた瞬間に、「さくら貝」に例えて、女性の心の繊細さを歌っています。



一見、教科書に出てくるような対比で書かれているこの詩は、ちあき哲也さんという方の作詞であり、また、この物悲しいハーモニカとギターを多用されるシンプルな作曲・編曲は、馬飼野俊一さんによるものです。

このお二人のペアによる曲には、この他に「あなたの波紋」「渚の誓い」などがあります。今後、これらの曲にも触れる機会を楽しみにしています。



それでは、お聴き下さい。ワンコーラスです。








如何でしたでしょうか? 

嬉しさと哀しさ、出会いと別れ。幾度かの恋愛を経験して、男女は大人へと成長して行く。これが世の流れではありますが、私のような年齢になって初めて、どれも美しい思い出として思い出されます。でも、当時の若者としては、辛い哀しい出来事でしかなかったことでしょう。もう二度としない、と決心しながら、時間が経てば、再び愛が芽生える、そんな人間の嵯峨なんですね。

そんなことを考えさせてくれる「さくら貝」でした。







以上を持ちまして、真理さんの5枚目のアルバム「若葉のささやき・さよならだけを残して」のご紹介を終わります。


次回のアルバムを何にしようか、まだ決まっておりません。数日中には決めまして、再び皆さまにお届けしようと考えております。

それまで、しばらくの間、さようなら!








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ナマイキな^^おてもやん

感激ですっ><。・・・・と言いたいところですが、違うもんね~(笑)
「貼り屋さま」とは、いつも話題を提供されている‘あのお方’のことですよ。繊細な心配りを頼むよ、と。 私に関しては 「うるさい」 これ以外にありませんよ^^

スリーピーさまに一目置いていらっしゃるし、きっとね、またどこかでpさまには助言をいただくことがあると思います。真理さんの歌じゃないけれど、決してひとりじゃないんです。出合いに偶然はないので今後の展開が楽しみですね。

Re: リフレッシュ・スタート!!

愛さん

「人のやり取りにズカズカと割り込んで、まったくエチケットを知らん人間」
「思いやりのあるコメントでよろしく頼むよ。特に貼り屋の某氏!」

これは、あなたのことです。半ば呆れていると同時に、とても頼りになる存在と評価されていますよ。

あなたの名は、四角四面の女将さんと共に、真理さんの元へ届いていることでしょう。頑張りましたね!

リフレッシュ・スタート!!

得体のつかめん宇宙人・愛だよーん(爆笑)!

ナイーブで心優しい金時さーん、史上最強(あのお方と同じくらいの迫力ー^0^!)のお味方ができて、よかったですね~☆

pさまはいい方ですね~。コメントに‘愛’がいーっぱいで(涙)

まったくもって失礼極まりない私とちがい、スリーピーさまは他の方を批評せず、どこまでも謙虚に、人知れず努力される方。そのご様子を・・・ご覧になっていらっしゃんですよ、陰でそっと。
ひこうき雲さまをはじめ、皆さまそうなのです。コワイものなし!金時さまが思われる通りに、自信を持って書き進めてくださいね。きっとすばらしい展開になりますよ~☆

pさま。話をややっこしくさせてごめんなさいっ 読解力のなさを猛烈に反省しています。金時さまを力づけてくださり、ありがたい気持ちです。当時を知らない私にはなかなか理解できる事ではないので、たいへん勉強になります。たびたびの失礼をお許しくださいませ。


今日も徹夜で仕事です~!
当分自分の事に専念します、まじヤベ・・です^^;
和菓子の差し入れ、大歓迎ですっ










Re: ブログの展開

愛さん

Pさんの件、有難うございます。

それにしても、Pさんからのコメントを待つ間、裁判に掛けられる罪人の心境でした。コメントをいただき、真理さんを想う、優しいお気持ちを感じました。

この件で、愛さんの度胸にも関心しました。今後ともスパイスを、よろしく!

ブログの展開

スリーピーさま。

過去の夢ばかり追い求めるのではなく、「今」を見る現実性を伴った方向で再考してほしい・・・ ぺこちゃんさまが強調されている点ですよね。スリーピーさまとしては、この方が実際、真理さんにお近い方であるとすれば、率直なご意見を頂くことで、もっと現実的な方向でブログの内容を展開することが可能になる、というお考えをお持ちなのでしょう。

スリーピーさまがそうであるように、ぺこちゃんさまもご自分の方法で、他の何ものからも真理さんを守る意志をお持ちです。厳しい方ですよ。独特の表現に惑わされず、受けとめる器がお有りならば、ここに忌憚のないご意見を書いて頂けることは、大変ありがたいですね。

さくらのさくら貝。

http://www.youtube.com/watch?v=13b-02WBdio

 ↑
 たまにはこういう曲も聴いてみては。

Re: 青春!

ひこうき雲さん

ご投稿、有難うございます。

次のアルバム、どれがいいか選んでいる最中です。

初夏に相応しいものがいいですね。

青春!

「ちいさな私」が一段落してのぞいてみたら「さくら貝」でした。私も大好きなうたです。
映画のシーンを見るような情景、それにつづく「なんてきれいな(はるかな)空 なんてきれいな(はるかな)恋」というフレーズ、こういう理屈っぽくない感覚的な表現は真理さんの歌い方が最も生きる表現ですね。そして「私の心 こわれてしまいそう」というところの、まさにさくら貝のような繊細な表現もすばらしい。
ストーリーから言えば失恋ですが、だからと言って暗く落ち込まない、あくまで明るさを失わない表現の中に、青春の哀歓が感じられます。
愛川欽也が、真理さんも時々店子として押しかけていた「パックインミュージック」で読者の手紙を読みながら、「青春!」と叫んでましたが、つい、そう言いたくなる曲です。

次のアルバム、楽しみにしています。

プロフィール

スリーピー

Author:スリーピー
真理さんを応援するブログへようこそ!

真理さんは、私の姉のよう。
私はそんな おっちょこちょいな姉を想う、おせっかいな弟かな。

このブログでは、皆さんと彼女の真価をお伝えして参ります。

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